いぐさの香る家

日本人の心が落ち着く場所、そんな五感を楽しまさせてくれる、お家が完成しました。

部屋までのアプローチから、和を感じさせる玄関横の収納スペースとを結ぶ間仕切り縦格子は、狭さを感じさせません。玄関正面にあるアルコーブは奥行をもたせ、横幅を細くし、えんじ色が際立つ様に、間接照明をフロアに仕込んでやわらかさを出しました。
座る生活を好まれるお客様にとって、リビング一面に敷いた畳での生活は、お子様と同じ低い目線で、いぐさの香りとともに、笑顔にさせてくれる空間です。また、木をアクセントにして、梁を見せたり、キッチンカウンターの縁を自然の一枚板のようなさわり心地にしています。カウンターの横には飾り棚やマガジンラックを用意して、手の届く所に収納を作りました。
キッチンからアクセスできる玄関収納は、靴はもちろんのこと、日常の物も収納出来るように、すぐに手に届く位置に配置して、2WEYアクセスを可能にしています。
そんな小鉢を手に取るような、楽しみのある、お家が完成致しました。